これまでTeam Foundation Serviceで利用可能なバージョン管理ツールは「Team Foundation Version Control」のみでしたが、新しくGitも利用可能になりました。
接続する側のVisual Studioの「Visual Studio Tools for Git」がまだ現時点ではPreview状態ということもあり、機能はこれからに期待というところですが、これまでMSテクノロジー縛りが強い印象だったTeam Foundation Serviceにとっては好ましい展開と期待しています。
というわけで、簡単にTeam Foundation ServiceでGitプロジェクトを作成して、Visual Studioから接続してみようと思います。
まずはTeam Foundation Serviceの新規プロジェクト作成画面を表示します。
(Team Foundation Serviceでプロジェクト作成についてはTeam Foundation Server入門Vol1やTeam Foundation Server入門Vol2を参照してみてください)
画像左下に「New team project + Git」という赤いボタンが追加されています。(「New team project」でもVisual StudioからGitでバージョン管理することができますが、Cloneなどができないようです。)
「Version Control」項目にGitを選択して、Create projectを選択します。
作成されたプロジェクトに移動してCODEタブのBranchesでGit repositoryが確認できます。
作成したTeam Foundation ServiceにVisual Studio(2012)から接続してみます。
Visual Studio 2012にVisual Studio Tools for Gitがインストールされていない場合はインストールします。
Visual Studioの上部メニュー「ファイル」→「開く」→「チームプロジェクト」などでTeam Foundation Serviceに接続します。
この辺は、非Gitのプロジェクトに接続する場合も同様です。
接続したらGitを採用したプロジェクトを選択。
Visual Studio Tools for Gitがインストールされていれば、上画像のようにCloneが選択できます。
パスを指定してCloneします。
Cloneしたプロジェクトのソリューションエクスプローラーから変更のコミットや履歴の確認ができます。
(Preview版なのでまだできないこともあります)
Team Foundation Serverも無料のExpressエディションが登場しましたので、これからさらに利用されていくのではないでしょうか?
個人的にはTeam Foundation Serverを使った.NET開発のALMには非常に興味があります。
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