やっぱりWindowsローカルでEC-CUBEを開発したいんだ!!

日曜日 , 19, 12月 2021 Leave a comment

 「EC-CUBE Advent Calendar 2021」21日目の投稿です。

 

 Windows上でEC-CUBEを動かして開発するのは中々難しい。

 技術的難易度というより「そもそも本番はLinux(Unix)」だったり「思ったよりパフォーマンスが出ない」ので開発中やリリース時に色々と問題が発生する。

 

 知識がある方は仮想化した環境やリモート環境を使用すればよいのだが、開発者じゃなくて店舗運用する人が触ったりするのがEC-CUBEだ。

 だからこそ、Windowsで「最低限触れる」の敷居は低い方が良いだろう。

 ということでWindows環境で最新のEC-CUBE4.1をXAMPPできるだけ快適に動かしてみる。

 

 XAMPP自体が久しぶりなので、XAMPP含め間違いありましたら指摘お願いします。

 

インストールが遅い

 

 データベースにデータをINSERTする際にタイムアウトするケース。

 店舗運用者の方がここで躓くケースは多い。

 とはいえ、1回限りなので、PHPのタイムアウトを伸ばすことでデータベース生成を乗り切って欲しい。

(php.iniのmax_execution_timeを延ばすなどで対応できますので、詳しくは検索してみてください。)

 

 XAMPPならコントロールパネルのApacheの行のConfigからphp.iniをサクッと起動できます。

 

 もしくはPCの性能を上げる(結構、古いノートPCとかのケースがあるんですよね)。

 

Microsoft Defenderのチェックから除外

 

 Windows標準のウィルス対策ソフトウェア。

 細かいファイルを生成するcacheなども頑張ってチェックしてくれる。ありがたいことだが、PCのスペックによってはこれが地味に痛いことがある。

 ウィルス対策ソフトをオフにするのは乱暴なのでEC-CUBEをインストールしたフォルダーを開発中はチェックから除外するというのでどうでしょう?(自己責任でお願いします)

 Windowsの設定画面の「更新とセキュリティ」から、

 「ウィルスと驚異の防止」

 

 「設定の管理」から

 「除外の追加」で特定のフォルダー以下を除外することができます。

 何度も言いますがセキュリティのリスクがあるので自己責任&開発中のみでお願いします。

 

 

 

 

 

TwigキャッシュOFF(イマ一つ)

 

 EC-CUBE4(というかベースのsymfony )がWindowsで遅いのはキャッシュ周りが遅いということで、キャッシュ周りも確認してみた。

 2回目のアクセスが逆に遅くなることが推測されるのと、あんまり早くなった気がしないが、環境次第ということもあるので一応残しておく。

 

 Twigのキャッシュはprod設定ならvar\cache\prod\twigに生成される。

 これをオフにするにはconfig\eccube\packages\prod以下にtwig.yamlを配置してあげればOK。

 

twig:
    cache: false

 

 cacheファイルを削除して再度ページをリロードするとtwigフォルダーが生成されていないことがわかるだろう。

 

最後に

 

 EC-CUBEの開発環境にという場合は、やはりDockerなどの使用をおすすめします。

 触ってみたいだけなら、レンタルサーバーのいくつかにある簡単インストール機能でインストールして触るという手段もあります。