(注意)本記事はWindows 10で導入されるユニバーサルWindowsアプリ開発の入門記事です。
前置きとして、記事公開時点では、Windows 10、Visual Studio、ユニバーサルWindowsアプリのSDKどれもプレビュー版(正確にはプレビューだったりRCだったり)であり製品版で変更される可能性があることをご了承ください。
環境が構築できたら、実機にデバッグする用意をします。
Windows 10 IoTへのデバッグ方法はRaspberry Pi 2にWindows 10 IoT Core Insider Previewをインストールしましたで紹介したので、今回はWindows Phoneへのデバッグについて紹介します。
本ブログは以下の環境で動作を確認しています。
開発機:Windows 10 Insider Preview 10130
IDE:Visual Studio 2015 RC
Windows Phone:Lumia 1320
Windows Phone OS:Windows 10 Build 10136
Windows Phoneは開発用にアンロックされている必要があります。これはWindows Phone 7時代から同じ仕様ですね(その前にWindowsデベロッパーセンターで開発者アカウントを取得する必要があり)。
Windows Phoneの開発者用アンロックは「Windows Phone Developer Registration」アプリから行います(Visual Studio 2015 RCをカスタムでインストールすると一緒に入っているはず)。
Windows Phone実機をPCと接続してデバッグします。
プロジェクトはVisual C#→Windows→Windows Universal→Blank App(Windows Universal)プロジェクトを選択します。
プロジェクトが作成できたら、デバッグしてみます。設定はDeviceでCPUはARMを選択します。
何かしらトラブルがあるかなと思いましたが、すんなりデバッグできたので拍子抜けでした。
次はWindows 8.1時代のアプリを変換したり、サンプルやデフォルトのコードを眺めつつ解説していければと思います。
追伸:Windows 10 Build 10130をインストールした状態でも、Windows 8.1向けのアプリをデバッグして動かすことは可能でした。必ずしも既存アプリを移植する必要はないかもしれませんが、パフォーマンス向上などは望めるかもしれません。
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